マルチタイムフレームの手法を解説|相性抜群のインジケータは?
チャート:左から1時間足、4時間足、日足
- 価格と移動平均線の位置関係
- 移動平均線の傾き
移動平均線と価格の位置関係 | 価格>移動平均線⇒上昇基調 価格<移動平均線⇒下落基調 |
移動平均線の傾き | 45度の角度が理想 |
200移動平均線、28移動平均線といった期間設定が有名ですね。
中には、52や90といった期間設定をするトレーダーもいます。どれがいいか迷ってしまうトレーダーもいると思います。
時間軸 | 移動平均線の期間設定 |
---|---|
1時間足 | 240(2週間) |
4時間足 | 120(1ヶ月) |
日足 | 200(約1年の営業日) |
ボリンジャーバンドはボラティリティの大きさを判断する
チャート:NZドル円 1時間足
イメージ:ボリンジャーバンドの見方
ボリンジャーバンドの上下のバンドは、価格データの〇%が収まる確率をしまします。
最も基本的なのは、 1σ (シグマ)、 2σ 、 3σ です。
偏差 | 価格データ |
---|---|
3σ | 約99.7%がバンド内に収まる |
2σ | 約95%がバンド内に収まる |
1σ | 約68%がバンド内に収まる | 移動平均線で相場のトレンドを知る
スクイーズ | バンド幅が狭まっている相場 レンジ相場の特徴となる | 移動平均線で相場のトレンドを知る
エキスパンション | バンド幅が急激に広がっている相場 レンジ相場からトレンド相場への移行期 |
バンドウォーク | ボリンジャーバンドの1σ~3σで価格が推移 トレンド相場になっている可能性が高い |
一目均衡表は遅行線と雲に注目しよう
一目均衡表は、特に『 遅行線 と雲 』に注目しましょう。慣れてきたら、転換線や基準線などを表示させると良いと思います。
遅行線 が価格を上抜けたりした抜けたりするタイミングは、トレンドが変化するタイミングとなる確率が非常に高くなります。雲と遅行線の 位置関係 に注目したマルチタイムフレーム分析をすれば、勝率をグッと上げることができるでしょう。
パラボリックでトレンド転換を判断できる
チャート:ポンドドル
パラボリックは、 トレンドフォロー 系のインジケータで、トレンドが転換したかどうかをみるのに有効なツールです。
例えば、強い上昇トレンドが継続し、高値を更新しているのであれば、パラボリックが加速しながらローソク足に追従していきます。
買いサイン | 下降しているパラボリックが上昇しているローソク足にタッチした地点 |
売りサイン | 上昇しているパラボリックが下降しているローソク足にタッチした地点 |
ピボットポイントと抵抗線/支持線
R3 (ハイブレイクポイント) | 売りポジションを持っていたら損切り |
R2 (レジスタンスライン2) | 強いレジスタンスライン |
R1 (レジスタンスライン1) | もみ合いになる可能性がある価格 |
P (ピボットポイント) | 価格とピボットポイントの位置関係でトレンド方向を予想できる | 移動平均線で相場のトレンドを知る
S1 (サポートライン1) | もみ合いになる可能性がある価格 |
S2 (サポートライン2) | 強いサポートライン |
S3 (ローブレイクアウトポイント) | 買いポジションを持っていたら、損切り |
MACDはダイバージェンスとトレンド分析に活用する
チャート;ダイバージェンス説明
- MACDのダイバージェンス
- ヒストグラムがゼロ交差しているか
ダイバージェンスが発生していれば、相場の転換が近いことを予想できます。注意したいのは ダイバージェンスが発生したら、すぐに相場が転換するわけではないこと です。
CCIって何?基本的な見方
商品チャネル指数 (CCI) は、価格の変動が統計的な平均からどの程度離れているかを測定することで、主に買われすぎ売られすぎを判断するインジケータです。 逆張りと順張りで利用することができるインジケータです。
チャート:CCI説明
為替相場を予想する2つの視点 知っておきたいドル円相場のアノマリー
為替相場を予想するためには、大きく分けてファンダメンタルズ分析とテクニカル分析という2つの大きな視点が必要になる。また、「夏は円高になりやすい」、「米中間選にむけては円高になりやすい」など、季節やイベントによって為替が動きやすいとされているアノマリー (理論的な根拠はないが、経験則的に起こりうるとされている事象) を把握することが見通しを考える上で役に立つ。為替相場の見通しを考える上で必要なポイントを紹介しよう。
最低限知っておきたい「ファンダメンタルズ分析」と「テクニカル分析」の中身
為替の動きはグローバルな資金の動きを表しているとも言え、教科書的には国の景気が強い国に資金が集まりやすいとされている。たとえば、米国と日本の景気の強さや方向性を国内総生産 (GDP) 等の経済指標で比較する。米国の経済が日本より高いならば、ドル高・円安になりやすいというのが基本の考え方だ。
各国の通貨政策や金利動向も大切だ。グローバルな投資資金は少しでも利回りの高いところに集まりやすい。米国の金利が日本より高ければ、資金は日本円から米ドルに向かい、ドル高・円安になりやすい。特に、米国の政策金利や通貨政策を決める米連邦準備制度理事会 (FRB) の米連邦公開市場委員会 (FOMC) や日銀の金融政策決定会合における発言や内容が為替相場で重要なイベントとなる。
これらは完全に綺麗に分けて分析するものではなく、例えば移動平均乖離率やMACD (移動平均収束拡散手法:短期と長期の移動平均線の動きから売買タイミングを読み取る指標。2本のラインだけで表すため売買サインの見やすさに利点がある) 、ボリンジャーバンド (統計学的観点から価格の変動範囲を予測してチャート上に表示する指標。株価移動平均線からの振れ幅をラインで表示し、値動きが収まりやすい範囲が一目で分かる利点がある) は順張り指標にも逆張り指標としても使用されることが多い。
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