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株の分析手法の基礎知識

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証券会社等の格付けで株価は動く

財務諸表とは?財務三表の読み方や分析方法は?財務の基礎知識を簡単にわかりやすく解説します!

財務諸表とは?財務三表の読み方や分析方法は?財務の基礎知識を簡単にわかりやすく解説します!

財務三表


財務三表といわれる貸借対照表、損益計算書、キャッシュフロー計算書はそれぞれつながりがあり、以下のように作成の目的や把握できる内容が異なります。

財務三表貸借対照表(B/S)損益計算書(P/L)キャッシュフロー計算書(C/F)
作成する目的資産、負債、純資産を管理収益と費用を管理キャッシュの出入りを管理
わかること財政状態経営成績キャッシュのフロー
何を表しているか資産―負債=純資産収益―費用=利益期首のキャッシュ残高+期中のキャッシュ増減額=期末のキャッシュ残高
期間年度(四半期)年度(四半期累計額)年度(四半期累計額、ただし、第1・第3四半期については作成省略可)

財務三表の関係

  • 貸借対照表:企業が保有する財産の状況を示す
  • 損益計算書:一会計期間の損益を示す
  • キャッシュフロー計算書:一会計期間のキャッシュ(現預金等)の流れを示す

財務三表とは、貸借対照表、損益計算書、キャッシュフロー計算書で構成されます。財務三表が重要なのは、分析することで企業の経営状況などを客観的・数値的に把握できるためです。

損益計算書(P/L)は利益を見る財務諸表

財務諸表のうち損益計算書は、 収益から費用を差し引いた「利益」を把握したり、利益の発生原因を把握したりするための書類 です。英語では「Profit & Loss Statement」というため「P/L」とも呼ばれます。

5つの段階に分けて計算し、最終的な「当期純利益」(または当期純損失)を求める構造になっています。

損益計算書で何がわかる?

損益計算書でわかるのは「 企業がどのような理由で、どれだけ儲けているか 」です。
営業利益では企業の中心的な事業でどれだけ儲けているかがわかりますし、経常利益では中心的な事業以外の通常発生する範囲の収益と費用を含めどれだけ儲けているかがわかります。利益の大きさや発生理由から、企業の経営状況を分析できるのが損益計算書という財務諸表なのです。

損益計算書の見方

損益計算書

損益計算書の5つの重要な項目は以下の通りです。
(1)売上高−売上原価=売上総利益
(2)売上総利益−販売費及び一般管理費=営業利益
(3)営業利益+営業外収益−営業外費用=経常利益
(4)経常利益+特別利益−特別損失=税引前当期純利益
(5)税引前当期純利益−法人税、住民税及び事業税(±法人税等調整額)=当期純利益

(1)売上高−売上原価=売上総利益

(2)売上総利益−販売費及び一般管理費=営業利益

販売費及び一般管理費は、給料や賞与などの人件費、水道光熱費、旅費光熱費、消耗品費など、仕入以外の営業上必要な経費です。売上総利益から差し引いて、営業による利益(営業利益)を計算します。

(3) 営業利益+営業外収益−営業外費用=経常利益

営業外収益は、金融機関での現金預け入れに対する受取利息や有価証券の配当金、雑収入などです。営業外費用は、借入金などの支払利息、営業以外の雑費などが該当します。いずれも、本来の事業以外で生じた収益や費用です。これらを加減して、通常発生すると考えられる経常利益を出します。

(4) 経常利益+特別利益−特別損失=税引前当期純利益

特別利益や特別損失は、固定資産や投資有価証券を売却したときの利益または損失などを表します。通常の事業では経常的に発生しない、一時的に発生したものなどが該当します。これらを加減した額が、税引前当期純利益です。

(5)税引前当期純利益−法人税、住民税及び事業税(±法人税等調整額)=当期純利益

貸借対照表(B/S)とは「企業の財政状態」を表す

貸借対照表は 企業の財政状態を見るための書類 です。英語では「Balance Sheet」というため、「B/S」とも呼ばれます。資産、負債、純資産の3つのカテゴリに分かれた構造になっています。

貸借対照表で何がわかる?

貸借対照表で 経営の財政状態 がわかります。
損益計算書は利益の大きさや発生原因で企業の経営状況を分析する財務諸表でした。対して貸借対照表は「どのように資金を調達し、調達した資金をどのような資産として運用しているか」という財政状態を分析するための財務諸表です。

貸借対照表の見方

貸借対照表

こちらが貸借対照表の概念図です。資産の運用状況を示す「資産」の数値は、「負債+純資産」と常にイコールの関係にあります。

資産」パートは、現金や預金のほか、商品や原材料などの棚卸資産、建物や機械などの有形固定資産、M&Aなどで取得した企業の企業価値である「のれん」、商標権のような権利、子会社や関連会社株式など、 株の分析手法の基礎知識 集めたお金を何に使っているのか、企業が調達した資金の運用状況 を示します。

向かって左側に表示する「負債」は、借入金や社債など、企業の資金調達源がどれだけ他人から借り受けたお金で成り立っているのかという、 企業の他者からの資金の調達状況 を示します。ただし、負債には将来費用や損失になり得る引当金などが含まれることがあります。

そして、資本金や資本準備金などの株主からの払込、当期純利益の加算額など、 どれだけ自前のお金で経営をしているのか を示すのが「純資産」パートです。
それぞれのパートの具体的な内容は下図のようになっています。

貸借対照表

キャッシュフロー計算書とは「お金の流れを見る財務諸表」

キャッシュフロー計算書は 「お金の流れ」に着目して、「営業活動」「投資活動」「財務活動」の3つの分類で企業の経営を分析するための財務諸表 です。

キャッシュフロー計算書で何がわかる?

わかりにくいイメージのあるキャッシュフロー計算書ですが、キャッシュフロー計算書からは、会社の状態、戦略、経営者の意思などいろんなことが読み解けます。

とボナ・ヴィータ コーポレーション代表取締役であり日経ビジネススクールの講師も務める國貞克則氏は言っています。
損益計算書や貸借対照表とともに、うまく使いこなして経営分析の武器にしましょう。

キャッシュフロー計算書の見方

キャッシュフロー

(1)営業活動によるキャッシュフロー」とは 企業が中心に据えている事業によって生じたお金 のことです。このパートはプラスになるのが基本ですが、プラスの値が大きいほど企業の運転資金が豊富であるという証明になります。逆にマイナスであればその企業はかなり不安定な状況にあると言えるでしょう。

(2)投資活動によるキャッシュフロー」は 企業の投資資金の流れ を指します。ここがプラスであるほど固定資産や有価証券の売却を積極的に進めて資産効率を再検討していることがわかり、マイナスであれば設備投資に積極的であるという判断が可能です。成長期の企業であれば、投資活動によるキャッシュフローがマイナスに転じることがよく見られます。
資金調達と返済の流れ を示すのが「(3)財務活動によるキャッシュフロー」。ここがプラスの場合は借入や社債発行、新株発行等によって調達しているお金が返済しているお金よりも多いことを示し、マイナスの場合は資金調達したお金よりも返済額の方が多いことを示します。

キャッシュフロー計算書

財務諸表の分析方法は5つの手法がある

財務諸表

  • 収益性:稼ぐ力はあるか(営業利益などの経営成績と自己資本などを使って分析)
  • 安全性:支払能力はあるか=倒産リスクはないか(主に貸借対照表を活用して分析)
  • 生産性:生産性は高いか(従業員数など主に貸借対照表を活用して分析)
  • 成長性:企業は成長しているか(売上や経常利益など、主に損益計算書を活用して分析)
  • 効率性:資本を効率良く回転できているか(売上高や期首期末平均売上債権などを活用して分析)

いずれも企業を理解するための重要な指標です。中でも、見るべきポイントは、財務情報(貸借対照表や損益計算書などから読み取れる情報)を使って分析できる、企業の収益性や安全性です。一般的によく使われる指標であり、財務諸表を読めるようになるためには理解しておくと良い指標ですので、ぜひ覚えておきましょう。

財務諸表の作り方はツールを使うと簡単で便利

財務諸表 ツール

財務三表を構成する貸借対照表、損益計算書、キャッシュフロー計算書は、エクセルでも作成可能で、管理もできます。テンプレートを活用すれば、一から作成する手間を省くこともできるでしょう。

しかし、エクセルによる作成や管理は、課題があるのも事実です。関数を使ってある程度は自動で計算できるように設定していても、必要な箇所は入力が必要となります。貸借対照表や損益計算書を分析しようとするとさらに手間がかかるため、人件費にも影響するでしょう。

このような決算書の作成を手間なく行うには、専用のツールを使用するのがおすすめです。ツールなら、 自動取得や自動計算で作成の手間を減らせる ほか、 ヒューマンエラーも防ぐことができます人件費削減 になるのも魅力です。

マネーフォワードのクラウド会計 なら、貸借対照表や損益計算書のほか、販売費及び一般管理費の明細書や株主資本等変動計算書なども簡単に作成できるようになっています。レポート機能を活用すれば、任意の期間でキャッシュフローを確認することも可能です。

財務諸表とは、金融商品取引法の対象になる企業の決算書を表します。財務諸表の作成目的は、企業の利害関係者へ必要な情報を開示することです。
財務諸表が重要な理由は、企業の決算情報を利害関係者に開示することで、それぞれが適切に意思決定をできるようにするためです。財務諸表のうち貸借対照表、損益計算書、キャッシュフロー計算書を財務三表といいます。損益計算書は「経営成績」を、貸借対照表は「財政状態」を、キャッシュフロー計算書は「企業の状態・戦略・意思」を読み取れる重要な書類です。情報を組み合わせることで経常状況の詳細な分析もできます。
財務諸表の分析は、他社だけでなく自社の分析にも活かせますので、財務諸表の作成・提出だけ終わらず、社内でも経営状況を分析してみてはいかがでしょうか。

おすすめの株式投資本39選!おすすめランキングとネット証券もあわせて紹介

株式投資,ネット証券,信用取引,ファンダメンタル,システムトレード,初心者,初級,中級,上級,分析,書籍

楽天証券

(画像=引用:楽天証券公式サイト)

楽天証券は、さまざまな金融商品を取り扱う証券会社です。インターネットを中心に、幅広いサービスを展開する楽天グループ株式会社が運営しています。国内外の株式をはじめ、投資信託やFX、金・プラチナなど資産形成に効果的な商品の取り扱いも豊富です。

楽天証券の場合、楽天グループが運営する他のサービスと連携することで、よりお得に利用できます。例えば、楽天銀行で口座を開設して楽天証券と連携させると、振込手数料が無料になります。初めて信用取引する場合には「信用デビュー応援プログラム」が用意されており、条件を満たすことで楽天ポイントが200ポイントプレゼントされます。付与されたポイントは、楽天市場など他のサービスで利用可能です。特に楽天ユーザーに向いている証券会社といえるでしょう。

  • 外国株の取り扱いが豊富
  • 外国株の取引をするときの手続きが簡単
  • 他の楽天サービスをお得に利用可能
  • ポイント投資ができる
  • 米国株のリアルタイム確認に条件あり
  • 中国株の取引手数料が高め
  • ポイント投資に期間限定ポイント利用不可

楽天証券のメリット

金融商品の取り扱いが豊富なことが利用するメリットの一つです。国内株式やFXをはじめ、「iDeCo」や「NISA」などにも対応しています。また、楽天ポイントを使って、ポイント投資ができることも魅力。いきなり現金での投資にとまどいを感じる方などには、利用しやすいサービスだといえるでしょう。

楽天証券ポイント投資

外国株も豊富に取り扱っており、シンガポールやタイ、マレーシアなどの外国株へ投資可能。外国株の取引をする際の手続きも簡単にできます。外国株の取引をする場合、外国株式用の口座を別途に開設することが一般的ですが、楽天証券では総合口座を開設するだけで外国株の取引もできます。中国株をはじめとするアセアン株に投資したい方には、向いている証券会社でしょう。

楽天証券のデメリット

米国株の株価をリアルタイムで確認したいときは、月額料金がかかるので注意してください。基本的に米国株式の株価は、実際の時間より15分遅れて表示されています。楽天証券でリアルタイムに株価を確認する場合、月額330円(税込み)の利用料金を支払わなければなりません。ただし、月に1回以上の約定をしていれば無料です。楽天証券をメインに頻繁に取引するのであれば、大きなデメリットにはならないでしょう。

中国株の取り扱いはありますが、SBI証券などで取引した方が手数料を抑えることができます。楽天証券の場合、中国株の取引手数料は約定金の0.55%(税込み)ですが、SBI証券であればおよそ半分の0.286%しかかかりません。中国株を頻繁に取引する場合などには、利益に大きな影響を与えることもあるでしょう。

楽天証券のキャンペーン

キャンペーン期間 2022年1月13日~2022年3月31日午前10時まで
キャンペーン内容 キャンペーン期間中にエントリーし、はじめての米株積立または、ポイント投資(米国株式_円貨決済)設定と約定をされたお客様全員で200万ポイントを山分け!
※引用元:楽天証券「口座開設キャンペーン」
※2022年1月21日時点

SBI証券

SBI証券

画像=引用:SBI証券公式サイト

SBIホールディングス株式会社が運営する証券会社です。同社は証券や保険、住宅ローンをはじめとする金融商品全般を扱っており、ネット金融業界では大手企業として知られています。SBI証券はその子会社に当たる企業です。国内株式の個人取引シェア1位など(公式サイトより)、業界でもトップクラスの確かな実績を誇ります。

SBI証券Tポイント投資

投資信託ではTポイントを使った取引も可能で、普段の買い物でためたポイントを資産運用にも活用できます。逆にSBI証券との取引でTポイントをためることもでき、サービスや取引内容に応じてTポイントが付与されます。新規口座開設の方であれば、申込時のポイント選択で「Tポイント」を選ぶことで100ポイントがもらえるなど、Tポイントでお得に利用したい方には、おすすめサービスです。

  • ネット証券界でトップクラスのIPO銘柄数
  • 株の分析手法の基礎知識
  • 手数料が安い
  • NISAにも対応
  • デモ口座がない
  • 国内株と米国株のアプリが別々
  • Tポイント利用は投資信託のみ

SBI証券のメリット

SBI証券は、ネット証券の中でも多くの新規株式公開(IPO)銘柄を取り扱っています。IPO銘柄は、今後の成長が見込まれるため、上場後の値上がりに期待できる銘柄です。SBI証券では80社のIPO銘柄の取り扱いがあり、2021年3月通期では全体の93%を取り扱うなど確かな実績を誇ります。取り扱いが多く、購入できるチャンスが増えることがメリットです。

手数料も2つのプランから選択でき、自分の取引スタイルに合わせてお得に利用できます。特に定額プランは、約定代金によって手数料が変わらないのがうれしいポイントです。NISAにも対応しており、投資初心者でも利用しやすいでしょう。外国株式の取り扱いも豊富なので、興味がある方にもおすすめです。

SBI証券のデメリット

ネット取引の場合「デモ口座」を提供する証券会社もありますが、SBI証券ではデモ口座の提供はされていません。デモ口座とは仮想口座のことで、実際の取引と同じように体験ができるものです。特に経験のない初心者であれば、無料で経験を積むために役立ちます。本番の投資に向けて練習ができないことは、デメリットといえるでしょう。

国内株と米国株で、使用するアプリが別になっていることもデメリットです。どちらかのみを取引する方には問題ありませんが、2つを同時に取引する場合は少々煩わしさを感じることもあるでしょう。

SBI証券のキャンペーン

キャンペーン期間 2021年7月1日~
キャンペーン内容 証券総合口座の開設月にメッセージボックス「重要なお知らせ」に配信される本プログラムのご案内の受取りから翌月末(現地約定日ベース)までの最大2ヵ月間、米国株式・米国ETFの市場への通常注文時の取引手数料が無料となります。
※引用元:SBI証券「キャンペーン・プログラム」
※2022年1月21日時点

マネックス証券

マネックス証券

画像=引用:マネックス証券公式サイト

マネックス証券は、1999年の創立からオンラインでの金融取引を展開しています。取り扱う商品が豊富なことでも知られ、なかでも米国株式に強い証券会社です。

取引を行うとマネックスポイントが付与され、nanacoをはじめとするさまざまなサービスに利用できます。取引手数料や暗号資産に交換することができることに加え、日本赤十字社などに寄付することも可能なので、自分の利益になるだけでなく社会貢献にもなります。

また、新規公開株(IPO)の抽選が平等であることもポイントです。同じ申込者が2単位以上当選できない仕組みが採用されており、資金の多さなどにかかわらず申込者全員が平等に抽選されます。資金の少ない初心者でも、IPO銘柄を狙いやすい証券会社といえます。

  • 取扱商品が豊富
  • 米国株に強い
  • 高機能な取引ツール
  • ビットコインに投資できる
  • 国内株の手数料が高め
  • 外国株の取扱いは米国株、中国株のみ
  • 国内株だけの取引ではメリットが少ない

マネックス証券のメリット

マネックス証券では、投資信託やETFをはじめ、中国株や債券まで豊富に金融商品を取り扱っています。特に米国株に強く、4,000銘柄以上の取り扱いがあるため、米国株への投資がしたい方にはおすすめの証券会社です。

マネックス証券「MONEX

マネックス証券では、暗号資産に投資できます。「マネックスビットコイン」サービスでは、ビットコインをはじめリップル、イーサリアムなど主要な銘柄の取引が可能です。手数料は無料のため、暗号資産に興味があれば気軽に投資できます。

マネックス証券のデメリット

対して、国内株の取引がメインとなる場合には、他社と比べてメリットが少ないといえるでしょう。他の主要なネット証券と比べると、手数料もやや割高となっています。

また、米国株には強いですが、米国株と中国株以外の外国株は取り扱っていません。米国株ならびに中国株以外の海外株に投資したい場合には、他のネット証券を利用する必要があります。米国株に絞って取引をする分には、大きな問題にはならないでしょう。

マネックス証券のキャンペーン

株の分析手法の基礎知識
キャンペーン期間 2022年1月5日(水)~2022年2月28日(月)
キャンペーン内容 米国株取引デビューを応援するため、米国株の取引手数料(税抜)を最大3万円まで全額キャッシュバックするプログラムを実施しています。
※引用元:マネックス証券「キャンペーン・お得なプログラム」
※2022年1月21日時点

松井証券

引用:松井証券

100年以上の歴史を誇り、知名度と実績のある証券会社です。日本で初めてインターネット証券に参入した企業としても知られています。豊富で厳選された品ぞろえを誇る株主優待があることも、魅力の一つです。公式ページでは、各月ごとに人気の商品やサービスが紹介されています。

自分の目的やシーンに合わせてロボットがアドバイスをしてくれるのもポイントです。主に投資信託に関することを提案してくれます。自分が今後どうすべきか迷った時などに参考になるでしょう。

  • 50万円までは手数料無料
  • 25歳以下は手数料無料
  • 取扱商品が豊富
  • 外国株やETFの取り扱いがない
  • 取引金額が大きくなると、手数料が割高
  • ツールの連携ができない

松井証券のメリット

松井証券では現物取引の場合、50万円までの取引であれば手数料が無料で利用できます。初心者が経験のために少額取引から始めたいときには、大変便利なサービスです。

松井証券では株式やFXから、オプション取引やNISAまで幅広い商品を扱っています。若年層からベテラン投資家まで、幅広い層が利用しやすい証券会社といえるでしょう。

2021年5月から、25歳以下はボックスレート手数料が無料となりました。若年層のうちから資産形成をしたい方にも向いている証券会社です。取扱商品が多いことに加えて、アプリやツールが充実していることも魅力の一つです。松井証券の「投信アプリ」についての口コミ・評判をまとめたのでこちらも是非参考にしてみてください。

松井証券「投信アプリ」の良い評判・口コミ

この投信積立は、自分でポートフォリオを作る人達にとっては最強だと思う。 希望としては、現在は一つしか積立設定が出来ないが、将来の目的別に三つ位あれば 非常に助かります。

出典:Google Play プレビュー

松井証券「投信アプリ」の悪い評判・口コミ

新しいバージョンがあります。アップデートしてくださいから進みません。 どうやったらアップデートできるのでしょう? Googleプレイにもアップデートが出ません

出典:Google Play プレビュー

松井証券のデメリット

一方で、外国株やETFに対応していないことがデメリットに挙げられます。加えてリスクが低いとされる債券の取り扱いもしていません。

主要なネット証券と比べると、取引金額が上がった際の手数料がやや高めな点が気になります。松井証券では取引金額が100万円を超えると、100万円ごとに1,100円ずつ手数料が加算されていきます。

松井証券のキャンペーン

キャンペーン期間 2021年11月15日~2022年2月28日
キャンペーン内容 ①デビュープログラムとして、口座開設時に、松井証券200ポイントをプレゼント
②上記のキャンペーン期間中に口座開設完了したお客様のうち、開設日の翌月末までに株式取引をしたお客様を対象に、株式取引の手数料総額の20%相当の松井証券ポイント(上限10万ポイント)をプレゼント(なお、デビュープログラムで付与の200ポイントを差し引いた金額分をポイントバック)します。
※引用元:松井証券「キャンペーン・プログラム一覧」
※2022年1月21日時点

LINE証券

LINE証券

取引手数料が売却時のみとなり、少額の投資にも向いているネット証券です。1株から取引でき、さまざまな投資スタイルに対応しています。現物取引や信用取引も可能です。使っている方も多いLINE内から取引ができるため、操作もなじみやすく、スマートフォンを利用して手軽に株式投資ができます。

対して、未成年者の口座開設ができないことがデメリットです。LINE証券は、19歳以上から70歳までの方しか口座を作ることができません。また、NISAやiDeCoにも対応していないため、節税対策としては向いていないといえるでしょう。

  • スマホで気軽に取引ができる
  • 1株単位で株が買える
  • タイムセールで通常よりもお得に買える
  • 出金手数料がかかる
  • NISAに対応していない
  • PC操作には不向き

LINE証券のメリット

通常の株取引の場合、100株単位となるため、株によっては、数万~数十万円の資金が必要となります。ところが、LINE証券の場合、1株単位で株が買えるため、数百円の資金で始められるのが魅力的です。

特に株や投資信託などをスマホから行う場合、他の証券会社では、アプリをインストールするところから始めなければならない不便さがあるのに対し、LINE証券の場合は、普段利用しているLINEアプリから購入したい銘柄の選択から購入までの操作を簡単に行なえるのが便利なところです。

さらに、LINE証券では不定期でタイムセールが開催されており、指定された銘柄が通常の7%安く買えるのが、他の証券会社にはない特徴と言えるでしょう。

LINE証券のデメリット

多くの証券会社では、PCがメインで株取引ができるような操作の設計になっています。ところが、LINE証券の場合、取引からそのほかの手続きまでスマホで完結できる設計になっているため、PCをメインに利用している方にとっては、不向きと言えるでしょう。

LINE証券のキャンペーン

キャンペーン期間 2021年12月27日~2022年1月24日
キャンペーン内容 ①口座開設後に簡単なクイズに正解で最大4,000円相当の株購入代金
②1万円以上の株購入で1,000円をプレゼント
※プレゼント適用についてはHPにて確認してください
※引用元:LINE証券「キャンペーン」
※2022年1月21日時点

auカブコム証券

auカブコム証券

auカブコム証券は、金融大手三菱UFJフィナンシャルグループ傘下の証券会社です。以前は「カブドットコム証券」でしたが、2019年に現在のauカブコム証券へ社名を変更しました。名前からも分かるように、通信大手企業のauが資本参加したことでも知られています。auと連携したサービスを提供しており、さまざまなサービスをお得に利用できることも特徴です。

最近ではFXのデモ取引サービスが開始され、FX口座を新規開設して取引をすると、最大で5万円のキャッシュバックを受け取れます。また三菱UFJ銀行と連動したサービスでは、代理人を選出することができ、決められた代理人も口座を管理できます。相続や信託サービスも充実した証券会社といえます。

  • auと連動したサービスが豊富
  • Pontaポイントで投資できる
  • 1株から取引可能
  • プロの投資家とコミュニケーションがとれる
  • 外国株の取り扱いがない
  • Pontaポイントの利用は投資信託でのみ
  • 取引金額が上がると手数料が他社と比べやや割高

auカブコム証券のメリット

auと連動したサービスが豊富なことが最も大きなメリットです。auカブコム証券は、「auじぶん銀行」の銀行代理業を行っており、auユーザー以外でも住宅ローンの利用ができます。auカブコム証券で取引した場合などには、預金金利の優遇もされます。

「au PAY」に新規入会することで、最大1万3,000Pontaポイントがプレゼントされます。Pontaポイントは、auカブコム証券が取り扱う投資信託に使うことが可能です。また、「プチ株」では1株から取引もできるため、少額取引をしたい方にも向いているサービスとなっています。

提供されている「ファンドスクエア」というアプリは、プロの投資家と気軽にコミュニケーションが取れるソーシャルサービスです。アプリをダウンロードするだけで、誰でも記事の閲覧やファンドの検索ができます。コミュニケーション機能を利用するときは、Google IDなどを使ってログインするか、auカブコム証券に口座を開設することが必要です。

auカブコム証券のデメリット

auカブコム証券は、外国株の取り扱いがありません。米国株などの主要な外国株も取り扱っていないため、外国株に興味がある方には向いていないといえます。一方で他の商品は充実したラインアップで、FXや投資信託をはじめ、ETFやオプション取引にも対応しています。

auカブコム証券は、100万円以下の取引であれば手数料も安く、お得に利用できます。しかし100万円を超えると、主要なネット証券と比べて手数料が割高となります。 株の分析手法の基礎知識

auカブコム証券のキャンペーン

キャンペーン期間 2017年2月3日~
キャンペーン内容 ご紹介者さま(当社のお客さま)
紹介者が、ご家族・ご友人紹介プログラムに申込みされた日の翌々月末営業日までに、ご家族・ご友人が口座を開設された場合、開設月翌月の紹介者の現物株式、プチ株Rの取引手数料(税込)の合計から最大5,000円までキャッシュバック。
紹介された方(ご家族、ご友人)
紹介月の翌々月までの投信買付金額が合計10万円以上で2,000円プレゼント。
※引用元:auカブコム証券「キャンペーン・割引特典」
※2022年1月21日時点

SMBC日興証券

SMBC日興証券

ネット取引を専業する証券会社では相談できるコンサルタントがいない企業が多い中、支店に専門のコンサルタントを配置しています。投資のプロに相談しながら取引できるのは、初心者にとってうれしいポイントです。

また、株式や投資信託をはじめ、債券やファンドラップまで幅広い商品がそろっています。商品は細かく分けられており、自分に合った商品の選択が可能です。自分のスタイルに合わせた投資がしたい方に、ぴったりの証券会社でしょう。

  • 初心者向けのサービスが充実
  • AIによるサポート
  • IPOにも強い
    株の分析手法の基礎知識
  • 総合コース手数料が高い
  • ダイレクトコース手数料が主要ネット証券より高め
  • 先物取引の取り扱いがない
  • オプション取引の取り扱いがない

SMBC日興証券のメリット

SMBC日興証券は、初心者向けのサービスが充実しています。例えば「株式ミニ投資」では、単元株の10分の1の数量で取引が可能なため、少額取引をしたい方に適したサービスです。「金額・株数指定取引(キンカブ)」では、東京証券取引所に上場されている株式の中から、SMBC日興証券が独自で選んだ株式を100円から購入できます。

人工知能(AI)による充実したサポート体制も魅力の一つです。ダイレクトコース限定ですが、AIを利用した「株式ポートフォリオ診断」「株価見守りサービス」が利用できます。

SMBC日興証券のデメリット

総合コースを利用するときの手数料が高く設定されていることがデメリットです。

総合コースと比べると安いダイレクトコースでも、主要なネット証券と比べると高めの設定で、200万円までの取引で1,650円(税込み)です。とにかく手数料を抑えたい方には、向いていないサービスといえるでしょう。

株初心者入門

what-is-haitou

配当金とは

what-is-shareholder-benefits

株主優待とは?

what-is-capital-gain

キャピタルゲインとは

rule-goal

投資のルールと目標を決める

2日目 株の買い方・注文方法

成行注文とは

成行注文とは

指値注文とは

指値注文とは

3日目 銘柄の選び方

仕手株にご注意

仕手株にご注意

株式投資の情報収集

株式投資の情報収集-何を見れば有益な情報が手に入る?

おすすめ銘柄の探し方

おすすめ銘柄の探し方

4日目 注意して見たい指標

出来高とは

出来高とは

売買金額とは

売買代金とは

時価総額とは

時価総額とは

5日目 チャートの見方

ローソク足とは

ローソク足とは?チャートの見方から分析方法まで徹底解説

移動平均線を使いこなす

移動平均線を使いこなす

6日目 株価が動く原因は?

経済指標で株価が動く

経済指標で株価が動く

政治・国際情勢で株価が動く

政治・国際情勢で株価が動く

金利と株価の関係

金利と株価との関係

証券会社の格付けで株価は動く

証券会社等の格付けで株価は動く

アメリカのNYダウで株価は動く

アメリカのNYダウで株価は動く

株式分割とは

株式分割とは

自己株式の取得と消却

自己株式の取得と消却

7日目 儲けたらきちんと税金を

株取引で利益が出た場合の税金

株取引で利益が出た場合の税金

株の豆知識

株を始めたけど、わからない単語がいっぱい。
そんな株初心者でもわかりやすく、 基礎の知識や抑えておきたいポイント をお届けしていきます。

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初心者におすすめ!こだわり条件でネット証券会社を選ぶ

株式投資を始めるにはまず 証券会社に口座開設が必要 株の分析手法の基礎知識 です。 証券会社によって取扱商品や手数料、サービスに違いがあります。 こだわりの条件でネット証券を選んでみましょう。

資産形成・運用におすすめ!

三菱UFJ銀行から、資産形成の総合的なサポートを目的としたサービス 「Money Canvas」 株の分析手法の基礎知識 の提供が開始されました。
MUFGグループおよび協業各社が提供する金融商品・サービスの中から、 自分に合ったものを選んで組み合わせることができます。
商品の検討や購入はスマートフォンで可能。リスク許容度に応じた運用スタイルの診断サービスも行なっているので、是非チェックしてみてください。

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  3. 3 位 株式投資で資産を作るには
  4. 4 位 取引には手数料がかかることを知ろう
  5. 5 位 購入する前にこんな株にご注意
  6. 6 位 株式で儲けた場合の税金
  7. 7 位 株価はどうして上下するの?
  8. 8 位 配当金とは
  9. 9 位 株主優待とは
  10. 10 位 短期投資と長期投資の違いとは?

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【ご注意】
『みんかぶ』における「買い」「売り」の情報はあくまでも投稿者の個人的見解によるものであり、情報の真偽、株式の評価に関する正確性・信頼性等については一切保証されておりません。 また、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、China Investment Information Services、NASDAQ OMX、CME Group Inc.、株式会社FXプライムbyGMO、東京商品取引所、大阪堂島商品取引所、SIX ファイナンシャルインフォメーションジャパン、Dow Jones、Hang Seng Indexes、株式会社bitFlyer 等から情報の提供を受けています。 日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。 『みんかぶ』に掲載されている情報は、投資判断の参考として投資一般に関する情報提供を目的とするものであり、投資の勧誘を目的とするものではありません。 これらの情報には将来的な業績や出来事に関する予想が含まれていることがありますが、それらの記述はあくまで予想であり、その内容の正確性、信頼性等を保証するものではありません。 これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、当社、投稿者及び情報提供者は一切の責任を負いません。 投資に関するすべての決定は、利用者ご自身の判断でなさるようにお願いいたします。 個別の投稿が金融商品取引法等に違反しているとご判断される場合には「証券取引等監視委員会への情報提供」から、同委員会へ情報の提供を行ってください。 また、『みんかぶ』において公開されている情報につきましては、営業に利用することはもちろん、第三者へ提供する目的で情報を転用、複製、販売、加工、再利用及び再配信することを固く禁じます。

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【重要】マーケティングの分析手法・フレームワーク

PEST分析のイメージ

法律や規制の動向といった 政治的要因(Politics) 、賃金や物価、金利、家計消費の動向などの 経済的要因(Economics) 、人口動態や流行、宗教などの 社会的要因(Society) 、技術革新やインフラの整備状況といった 技術的要因(Technology) の4つの視点から外部環境を見ていくことで社会全体の動向をつかみ、自社のビジネスを展開していく上での機会や脅威の発見につなげていきます。

1.2 株の分析手法の基礎知識 3C分析

3C分析とは、 顧客や市場(Consumer)競合(Competitor)自社(Company) の3つの観点から自社の経営環境について分析する手法です。

3C分析のイメージ

顧客や市場については、市場規模や成長性、顧客ニーズや購買行動、競合各社の市場内シェアや推移、業界内のポジションと新規参入、代替品の可能性(脅威)などについて分析していきます。また、自社については分析するまでもないと思われがちですが、自社の強みや弱み、自社の事業の状況などを複数人で洗い出していくことで見落としや視点の漏れを防げるほか、共通認識が図られる効果も期待できます。前述のPEST分析がマクロの環境分析手法であるのに対し、3C分析はミクロの環境分析手法として位置づけられるでしょう。
分析にあたっては、できる限り客観的な事実の収集に努め、出揃った事実に対する解釈は後述するSWOT分析と同様、 プラス、マイナスの両面から見ていくことが肝要 です。

1.3 5フォース分析

5フォース分析は、 自社をとりまく環境を以下の5つの分類ごとに整理し 、それぞれが 自社のビジネスにとってどれくらい脅威となるか、また、対抗していく上で、どのように効果的に自社の資源を配分していくかを検討する材料とするもの です。

5フォース分析のイメージ

(1)競争業者

(2)新規参入業者

1.4 SWOT分析

PEST分析や3C分析、5フォース分析が主に外部の競争環境を分析することに主眼をおいたフレームワークであるのに対し、SWOT分析では、 自社がコントロールできない外部環境のなかにある機会(Opportunity)を捉えたり、脅威(Threat)に立ち向かうために、自社の持つ強み(Strength)や弱み(Weakness)をどのように活用していくかを検討するためのフレームワーク です。

SWOT分析のイメージ クロスSWOT分析のイメージ

自社の強みを活かすことで利益獲得や成長の機会をいち早く掴むことができないか(S×O)、脅威となりうる外部環境への対処として自社の強みを活用していく術はないか(S×T)、また、現在の環境を自社の弱みを攻略する機会にできないか(W×O)、脅威に立ち向かう中で弱みを克服していけないか(W×T)といったように、 自社の内部や外部環境にあるプラス・マイナスの要因の組み合わせから戦略の方向性を探るために用いる ものです。

1.5 STP分析

STP分析とは、市場を何らかの軸で細分化し、 共通するニーズを持つグループに分割するセグメンテーション(Segmentation) 、細分化したグループ個々について自社の商品・サービスとの親和性や市場としての有望さなどの観点から 優先順位を定めるターゲティング(Targeting) 、競合商品・サービスとの対比の中で 自社の商品・サービスの位置づけを定めるポジショニング(Positioning) という、商品・サービスを市場に上梓し消費者に訴求する前に行うべき一連の分析・検討事項を指すものです。

STP分析のイメージ

1.6 4P分析(マーケティングミックス)

STP分析により定めたターゲット・セグメントに対し、ビジネスの成果を実現するため に、企業がコントロール可能なマーケティング要素である「製品(Product)」、「価格(Price)」、「流通(Place)」、「プロモーション(Promotion)」の4つのPを適切に組合せていきます。

4P分析のイメージ

1.7 バリューチェーン分析

バリューチェーンとは、 原材料の調達から商品・サービスが顧客に届くまでに企業が行う活動の連鎖を、価値の連鎖(バリューチェーン)として捉えたもの です。

バリューチェーン分析のイメージ

一般的に、企業の活動は原材料を調達し、加工・製造により商品化し、マーケティング・販売を経て付加的なサービスを含めて顧客に届けるといった「主活動」と、これらの活動を支える人事・労務管理や研究・技術開発、調達先の開拓・管理、企業活動のインフラ整備などの「支援活動」に分けられます。バリューチェーンとは、こうした「主活動」と「支援活動」全体を通じて商品・サービスの価値を形作っていく一連の連鎖を指すものです。
バリューチェーン分析は、このような「主活動」と「支援活動」全体のなかで、 “株の分析手法の基礎知識 どこでより多くの付加価値が生まれているか”“過大なコストがかかっている活動はどれか” といったことを可視化することで、 コスト削減や自社の強み・弱みを把握することにつなげていくもの です。
ただし、多くの場合、実際のバリューチェーンは原材料の採取・加工から部品の調達・組み立てによる最終製品の製造、配送・小売と、商品・サービスが最終消費者に届けられるまでに複数の企業間取引を経ることから、自社のバリューチェーンの見直しだけでは限界があり、取引先を巻き込んだ見直しが必要になる場合もあるでしょう。

ここまでご紹介してきたように、PEST分析はマクロ環境を、3C分析、5フォース分析はミクロ環境を、それぞれ分析するものであり、SWOT分析は外部環境と自社の強み・弱みを把握することで自社がとるべき戦略を複数の代替案を含めて立案していくものといえます。一方、STP分析はターゲット市場を優先度に沿って絞り込み、自社や自社の商品・サービスの見せ方を定めるもの、4P分析はマーケティングミックスが適切になされているかを確認し、最適な組み合わせを実現することで売上などの経営的成果の最大化を目指すものであり、SWOT分析により定めた戦略の元で実行していくものとして位置づけられます。また、バリューチェーン分析は一連の分析に基づいて行われる実務のなかにあるボトルネックやコストセンターの無駄を洗い出し戦略の実行を洗練させるものといえるでしょう。
これらのフレームワークを利用することは、 戦略立案の効率性を向上させるだけでなく、視点の漏れや見落としを防ぎ精緻な戦略構築の一助となるものです 。マーケティング戦略の立案では、これらのフレームワークを順次活用しつつ進めていくことになりますが、外部環境に変化がない場合や、戦略立案に関わるメンバー間で外部環境や自社内の資源(SWOT分析における強みや弱みなど)について共通認識ができている場合、戦略立案に時間を割く余裕がない場合などでは、他の分析のステップを省略しSTP分析、4P分析のみとする場合も少なくありません。STP分析、4P分析の具体的な手順については具体的な事例をもとに別途解説します。

2. 知っておくべき2つの分析手法と消費者理解を助ける3つの行動モデル

2.1 MECE

MECEとは、相互に排他的かつ、完全な全体集合(Mutually Exclusive, 株の分析手法の基礎知識 Collectively Exhaustive)といった状態を表す用語であり、一般には 「漏れもなくダブリもない」状態ともいわれます。

MECEのイメージ

ビジネスにおける課題解決に際して解決策を検討する際、ビジネス戦略などの複雑で大きな課題の場合には、論理的に意味のあるシンプルなレベルまで課題を要素に分割し、個々に対応を検討した上で全体を再度組み上げていく必要があります。この際、分割が十分でない場合や意味のない分解を行ってしまうと、対応の内容に重複が生まれたり、対応に漏れが生じたりすることに繋がりかねません。重複した対応は非効率ですし、逆に対応に漏れがある場合には課題の解決につながらないばかりか、より大きな問題を引き起こすリスクもあります。MECEとは、こうした事態に陥らないための論理的思考のフレームワークです。
過去に同様の課題解決の経験があり、今回も同じ手法で対処できる見込みがある場合のように、全体像が明確である場合や、どのように分類していけばよいか明らかである場合には、ゴールに向かって演繹的に進めれば良く、要素の見落としや状況判断を謝るなどの落ち度がない限り、要素の分類や対処に漏れやダブリが生じる可能性も低いでしょう。一方で課題そのものが不明瞭である場合や、適切な分類の方法がわからない場合には、ブレーンストーミングを繰り返して要素を洗い出し、帰納的に分類していくなど手探りでゴールを目指さざるを得ないでしょう。このような状況では、要素の洗い出しが十分でない場合や分類が不適切である場合には漏れやダブリが生じるリスクがあります。ビジネス上の課題解決にあたっては、 問題の発見・整理や対応方針の検討に際してMECE状態を目指すことは不可欠です 。以降にご紹介する各種のフレームワークはMECE状態を目指す上で有用なツールとなるものと思われます。

2.2 ロジックツリー

ロジックツリーのイメージ

例えば「会社全体の業績が思わしくない」という問題について解決策を検討しなければならないとしても、取り扱う商品・サービスや、仕入先、取引先が多岐にわたるなかでは、それぞれの商品・サービスや仕入先、取引先ごとに問題の有無や解決の可能性について検討していくことが必要になります。この会社がA~Cの3種類の商品を扱っているとした場合、まずはそれぞれの商品の売上や利益率の状況について確認が必要になります。売上が奮わない商品がある場合には、販売数量が落ちているのか、販売単価が下がっているのか、といった問題の所在をさらに細分化して確認する必要があります。
また、販売数量が落ちているとしたら、その原因が、例えば消費税の増税前に駆け込み消費が発生するように、需要の先食いが起こったことによる一時的な問題であるのか、短期的な問題ではない顧客の流出によるものか、顧客の流出先は同一カテゴリの競合商品か、代替品なのか、そもそも(所得の減少など)購買力が下がって購入できなくなっているのか、といったように、問題の所在や原因を要素に分解していくことで、真の問題は何か、どのような対処法がありうるかの検討が容易になります。売上が変わらないにも関わらず利益率が下がっているのであれば、販促経費がかさんでいるのか、そもそも原価率が上がっているといった問題がある可能性も考える必要があるでしょう。
ロジックツリーは、このように大きな問題をさらに小さな問題やその原因として考えられる要素まで樹木が枝分かれしていくように整理していくことで、 問題の要素をMECEの状態になるように網羅的にとらえ、全体としては大きな問題の原因を細分化された個々の要素に分解・特定することで適切な対応策につなげていくもの です。

2.3 消費者理解を助ける3つの行動モデル

AIDMA(行動モデル)

AIDMAとは、消費者がある製品を購入するまでのプロセスを、 製品の存在を発見(Attention)し、興味(Interest)をもち、欲しいと思う(Desire)ようになり、記憶(Memory)して、最終的に購買(Action)に至るといった段階に整理したもの です。

AIDMAのイメージ

AISAS(行動モデル)

AISASのイメージ

製品の存在を発見(Attention)し、興味(Interest)をもつまではAIDMAと同じですが、その後は 製品関連の情報についてスマホなどで検索(Search)し、検索結果からそのまま購入(Action)した上で、購入・使用した経験や評価をSNSなどに発信・共有(Share)する、としたもの です。このモデルもAIDMAと同様、それぞれの段階にある消費者に対するコミュニケーションプランの検討に用いるものですが、「検索」や「共有」といったプロセスがあることや、「共有」の内容が「検索」にフィードバックされるなど、現在の情報環境下における購買意思決定プロセスへの適応を図ったモデルであるといえるでしょう。

SIPS(行動モデル)

SIPSのイメージ

SIPSモデルは、SNS時代において消費者が何らかの行動を起こす背景には、 何らかの情報に対する共感(Sympathize)があり、その詳細を確認(Identify)した上で、同意すれば参加(Participate)して体験や感想についてまたSNS上で共有・拡散(Share & Spread)するのだというもの です。AIDMAやAISASが製品への注意(Attention)で始まり、購入(Action)とその後の共有(Share)をゴールとするのとは異なり、SIPSでは、触れた情報に共感(Sympathize)できるかどうかが行動の起点であるとともに、必ずしも購入(Action)をゴールとはしていません。情報の発信や共有が容易なSNS時代にあっては、購入までのプロセスのなかで何らかの不手際があった場合にはその体験の共有・拡散により企業として致命的なダメージを受けるリスクがある反面で、購入・利用しないまでも企業の取組への共感を示し共有・拡散することで間接的に利益への貢献を生む可能性があることから、「参加」というキーワードでゴール設定の幅を拡げているものと思われます。

3.フレーム活用での注意点

紹介したフレームの多くは、汎用性が高く正しく活用することで効果的な戦略立案が可能になるでしょう。ただし社会環境変化の中で陳腐化したり、適切ではない利用の仕方により、ミスリードにつながるリスクはゼロではありません。これらの フレームワークを用いることが適切か、よりふさわしいフレームはないか、フレームを用いない方が適切ではないか、といった点については事前の検討も必要になるでしょう。

また、これらのフレームを用いて戦略立案を検討する中では、 視野を広くもつことを心がけることも肝要 です。競合企業や顧客の立場、自社の商品・サービスと同様の価値を実現する代替品・サービスの存在についての気づきを得るためには、自社の立場・視点から意識的に離れて視野を広げ多様な視点にたってみることが求められるためです。

技術革新や社会全体の経済環境の変化など、ビジネス環境は常に変化を続けています。こうした変化に適応していくためには、戦略も随時見直していくことが肝要です。戦略立案し、取り組んでいく中でも、環境変化への適応状況の確認を怠らず、外部環境変化への適応が難しくなる前に 戦略を見直していく臨機応変さも持ち合わせておくべきでしょう。

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PROFILE

井上 智紀(いのうえともき)

・1995年:財団法人生命保険文化センター 入社
・2003年:筑波大学大学院ビジネス科学研究科経営システム科学専攻修了(経営学)
・2004年:株式会社ニッセイ基礎研究所社会研究部門 入社
・2006年~:同 生活研究部門
・山梨大学生命環境学部(2010年~)非常勤講師
・高千穂大学商学部(2018年度~)非常勤講師

所属学会
・日本マーケティング・サイエンス学会
・日本消費者行動研究学会
・日本ダイレクトマーケティング学会
・生活経済学会
・日本保険学会
・生命保険経営学会
・ビジネスモデル学会

ファネル分析とは?基礎知識や活用の注意点、成功事例を紹介

ペルソナとは、自社が理想とする顧客を、具体的な人間像として表したものです。例えば、「神奈川県在住で新橋に勤務する30代の既婚男性。1歳の子供がおり育児に積極的で、なるべく定時に退社するようにしている」といった形で設定します。
大量生産・大量消費の時代のマスマーケティングから、多様化するユーザーの要望に対応するセグメントマーケティングへと移行するにつれ、ペルソナの設定が重視されるようになりました。
ファネル分析を活用し、購買プロセスごとのユーザー心理の移り変わりを考えることによって、より現実に即したペルソナを設定することができます。

CVR(コンバージョン率)が向上する

ファネルの種類

パーチェスファネル

コンバージョンファネル

パイプラインマーケティング完全ガイド

インフルエンスファネル

インフルエンスファネル

ダブルファネル

ダブルファネル

ファネル分析をする際の注意点

市場のニーズを把握する

複雑なプロセスを設定しない

BtoCには適さない可能性がある

ファネル分析は、BtoCに適さない可能性があることを把握しておきましょう。
ファネル分析は、ユーザーの購買行動を購買まで一直線に向かう画一的なものとして定義しています。しかし、実際のユーザーが物を購入するまでの行動や心理は非常に多彩で、ひとつのモデルにあてはまるものではありません。
例えば、ソファを購入するために情報を収集していて、そこからテーブルの情報に遷移し、いろいろな家具を見比べてからようやくソファを購入した. といった経験がある人は多いでしょう。
購買の意思決定がなされた後は一直線に購買へと進んでいくBtoBビジネスに比べて、ユーザーの興味・関心が頻繁に移り変わるBtoCビジネスでは、ファネル分析によるコンバージョンの最大化が図りにくいといえます。BtoCにおける顧客の意思決定プロセスを分析する際には、複雑な顧客の心理状況を踏まえて、カスタマージャーニーマップの設計など、ほかの手法も検討しましょう。

ファネル分析の活用方法

    <ECサイトにおけるユーザーの購買行動>
  1. サイトを訪問する
  2. サイト内の商品一覧ページで商品を探す
  3. 気になる商品の詳細ページに飛び、見た目や機能などを詳しく調べて比較検討する
  4. 商品をカートに入れる
  5. 商品を購入する
    <購買行動をファネルにあてはめた例>
  1. サイトを訪問する(100人)
  2. サイト内の商品一覧ページで商品を探す(70人)
  3. 気になる商品の詳細ページに飛び、見た目や機能などを詳しく調べて比較検討する(30人)
  4. 商品をカートに入れる(20人)
  5. 商品を購入する(10人)
  • 商品一覧から詳細ページへ移動する前に、半数以上の人が離脱している
  • 一覧ページで気になる商品を見つけられなかった人が多い
  • カートに商品を入れたが、購入しなかった人も半数いる

ファネル分析にMAを活用しよう

・顧客情報の収集・蓄積
顧客の属性や行動情報などを一元的に管理することによって、セグメントを容易にし、適切なタイミングで顧客にアプローチすることができるようになります。

・見込み顧客の育成
見込み顧客との商談履歴や購買履歴、オンライン・オフラインでのコミュニケーションを踏まえた提案で、長期的な信頼関係を構築します。

・マーケティング施策の分析
マーケティング活動の中で売上に貢献している部分はどこか、どのくらい投資対効果があったのかといった点を可視化し、次の施策に活かします。

MAを提供している企業では、それぞれのニーズに合ったMAの活用を実現するため、コンサルティングサービスやサポートサービスを実施しています。導入フェーズから、基本的なオペレーションが社内で完結できるようになるまでは、こうしたサービスを活用するのもおすすめです。
アドビ株式会社が提供するMA「Marketo Engage」でも、コンサルタントがさまざまなケースに対してスムーズな立ち上げを支援するほか、オプション機能の提供などを行っています。

マーケティング入門 MA(マーケティングオートメーション)とは?基礎知識や事例を紹介

Marketo Engageの「リサイクル」の概念で、時代に合った分析を

ここまで見てきたように、ファネル分析はマーケティング分析の代表的な手法のひとつであり、現在でも多くの企業が活用しています。
一方で、ファネル分析の限界を指摘する声があるのもまた事実です。2015年にはGoogleのアビナッシュ・コーシック氏が、「マーケティングファネルは死んだ」と発言して話題になりました。
なぜ、ファネルには限界があるのでしょうか。

そこで重要なのが、「リサイクル」のステータスを設けて循環型のプロセスを作ることです。
Marketo Engageでは、検討段階にない休眠・滞留リードや、失注したリードなどをリサイクルのステータスとして、別ステージで管理します。これによって、下記の2つの効果が見込めます。

    <リサイクルステータスの活用効果>
  • 蓄積されていくリードに影響されることなく、マーケティングから営業へのプロセス遷移を正確に把握できる
  • 再商談化の見込みがあるリサイクルリードを継続的にフォローすることで、新規コストをかけずにマーケティング成果を向上させることができる

ファネル分析を活用した成功事例

学習サービス「PyQ(パイキュー)」が、離脱リードを有料会員へ転換

1. ID作成が未完了であることを伝えるメール
ID作成まで進んだものの、クレジットカード情報の登録を後回しにしていた人への注意喚起。

2. 無料体験プランを紹介するレコメンドメール
ID作成から1週間後に無料体験プランを紹介。存在を思い出してもらうとともに、クレジットカード情報の登録に対する抵抗感を下げるため、「無料体験中は課金されない」旨を明文化した。

導入事例 ビープラウド 早期の収益サイクルモデル構築で、売り上げ向上に貢献

「さくらインターネット」が部門間のボトルネックを解消し、案件化数を40倍に

さらなる成長を目指して新規顧客開拓を進めていた同社では、2018年11月に従来のMAを「Marketo Engage」にシフト。新規と既存顧客の混在、リードの精度の低さ、獲得・育成したリードの1ヵ月以上の放置により、見込み案件が逸失している状態を改善するために導入しました。
さらに、より良い組織づくりにもMAを活用。共通のミッションやゴールがないことがマーケティング部と営業部の連携不足につながっていると考え、「MAを活用して新規訪問の成功例を作る」という共通のミッションを掲げ、新規顧客開拓に取り組みました。

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