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端末活用術

端末活用術
図4 生徒が適切なツールの選択をする

講演レポート 1人1台端末 これからの授業づくり 「日常的な活用」を積み重ね、
「効果的な活用」をめざす

なぜこの事例をご紹介したかというと、今、小学校ではプログラミング教育が必修化されていますが、「想定」したことに対して、何かをプログラムして、「ちょっと動作すれば、それで良い」ということになっていないだろうかという懸念があるからです。私は、 図2 のように、「動作」したその先にある「実際」をイメージして、何度も試行錯誤を重ねることが重要だと思っています。例えばこの実践では、プログラムしたロボットが物体を運ぶ途中、障害物を避ける際に物体を落としてしまうということが何度も発生します。これが人命救助の場面ならば、そのようなミスが許されるはずはありません。そうした「実際」の様子をイメージして取り組むことで、プログラムの大変さだけではなく、災害復旧作業の大変さにも目を向けることができました。現実の、「実際」の様子を想定して、試行錯誤してプログラムを考えること。それがプログラミング教育の本質だと思います。今後、1人1台端末の環境を使って、小・中学校の授業のさまざまな場面でそのようなプログラミング教育が繰り広げられることを期待しています。

学習者用デジタル教科書は、
児童生徒が「書いて」「共有できる」教科書へ

「増強」から「変換」へ
1人1台の実現でICT活用の質が変わる

今から10年ぐらい前に「SAMRモデル」というものが示されました 図3 。これはICT活用の段階を表しています。

図3 SAMRモデル Ruben R. Puentedura(2010)SAMR and TPCK:Intro to Advanced Practice(2020.06.28取得)

子どもが「学習の道具」のとして主体的に活用するために

実は、SAMRモデル 図3 では、第二段階の「拡張」と第三段階の「変容」の間に点線が引かれています。点線の下2つは「教師の指示内での主体性の発揮」、上2つは「教師の指示範囲を超えての主体性の発揮」を意味しています。私は、この点線を「2.5段階の壁」と言っているのですが、1人1台端末を「学習の道具」として主体的に使う姿を実現するためには、子どもたちにこの壁を越えさせる必要があります。2.5段階の壁を超えるために、学校で具体的にどのように指導をすればよいのか。小、中、高等学校での指導の在り方を具体的に考える時期が迫ってきていると思います。

例えば、 図4 は、中学3年の理科の授業の様子です。「金星の満ち欠け」の事象について、隣のグループに説明する場面です。図のAの生徒は、タブレット端末を使って説明しています。Bの生徒は教科書を指さして説明しています。Cの生徒は器具を使っています。Dの生徒は紙を示して説明しています。この写真はすべて同じ授業の同じ場面です。より分かりやすく説明するときに、自分たちにとって適切なツールを判断して、使っているのです。このような状態が、私たちがめざすべき姿の一つだと思います。

図4 生徒が適切なツールの選択をする

ICT教育:低学年向けタブレット端末の基本指導

低学年のタブレット指導入門

ロイロノート ペイントツール

画面上部のペイントツール(鉛筆のアイコン)を指でタップし、ペンの種類を選べば、指先で簡単に書き込むことができる。

3 提出機能で共有する

一人ひとりの考えを教師がスクリーンに提示

4 別の歌の歌詞の文字数を数える

一年生 & 二年生・国語

1 活動の目的を提示

2 写真に吹き出しを書く

3 提出機能で共有する

提出機能

表示された黄色い矢印を指で引っ張り、複数の画像をつなげると、まとめて提出できる。

活動2 持ち運べないけど、持ち寄れる

二年生・算数

1「まる・さんかく・しかく」の概念を確認

2「まる・さんかく・しかく」探し&撮影

3 提出機能で共有する

「まる・さんかく・しかく」探し

身近なものでタブレットに慣れよう!

1 文房具をタブレットで撮影

文房具をタブレットで撮影

2 ぺイントツールで顔を描く

ぺイントツールで顔を描く

3 端末活用術 提出機能で共有する

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